Instructor&Blog

ブログ 

あなたはこれ、できますか?

目次

声を出す

先日、こんなお悩みいただきました

この夏から中学球児のみんなに間接的ですが関わることになりました。
先日

「メンタルが強くなりたいけどどうしたらいいですか?」

という問い合わせをいただきました。
お?どうしたのかしら?と、具体的にゆっくり聞いていくと…

自分が失敗した時、周りのがっかりした顔を見るとどうしよう…と思ってしまいます。
そして焦って、次は失敗しないようにしなきゃ、取らなきゃ、打たなきゃ!と、思えば思うほどプレッシャーに潰されてうまくできなくなってしまうんです。
明日試合なのに…どうしたらいいのかわからないんです。どうしたら、メンタルが強くなるのか、教えてください。


という内容。

LINEでの対応になりましたが、翌日試合帰りに「ありがとうございました!」と、大きな声と笑顔をくれました。
そして、試合はめちゃくちゃ調子が良かったようで

「自分のために時間を作ってくれて本当にありがとうございます。お陰でめちゃくちゃ打てました!」

と、連絡をくれました。
先生から私のことを聞き、覚えていてくれたのでしょうか?私を思い出し、SOSを出してくれたこと、本当に嬉しかったです!

これって簡単にできないんです!

こうして


誰かに向かって「助けてほしい」と言う


これ、実はとても難しいことなんです。正直、なかなかできることではありません。
考えてみてください。
あなたは誰かにこうして何かあった時に、人に助けてほしいと伝えていますか?
きっとあまりない、もしくは、よっぽど…の時だけ、なんではないでしょうか?

私は率直に、14歳で自分がそこまで追い込まれていることをちゃんと自覚して、理由まではっきりと認識して、
自分ではもうどうにもならないということを自覚しているなんて、本当にすごいなって心の底からびっくりしました。
ここまで自分をはっきりと俯瞰し、受け止めることなんて、普通大人でもできませんよね。

なのでまず、自分に気づいているあなたはその時点で圧倒的に素晴らしいことなんだよ!と褒めに褒め倒してから、
それに気づいていれば、全然心配いらないよ!大丈夫!私に連絡くれてありがとう、きっと緊張したと思うのに、よく勇気を出してくれたね。
と、沢山の感謝を伝えてから、1つずつ丁寧にお返事しました。

しっかりと気づいている彼は、きっとこれからうんと上手くなっていくのでしょうね。
そして、同じように悩むチームメイト、仲間、友人に手を差し伸べられる優しさも備えていくのでしょう。

さて、あなたはいかがですか?

自分が苦しい時、もう無理だ…と思った時、誰かに助けてほしいと、言えていますか?

実はこれ

\私は今、誰かに助けてほしいくらい辛いよ~/

と、まず「自分の本音を自覚」できていなければできないことなので、非常に難易度が高いんです。



あなたは今、この瞬間の自分のことをご存知でしょうか?


まだ大丈夫!
まだもう少しやれる!
あと少しだけ踏ん張ってみるよ
あ~実はめちゃくちゃ今苦しい…でももうちょっとだけ頑張てみよう!

そう言って頑張ることって、ないですか?

心は本当は無理ができない状態なのに、自分の心の底の本心は自分自身に認識してもらうことも、受け止めてもらうこともなく、
そのまま無理を重ねられ、もう無理だ…とギブアップした時にはすでに「眠れない」「なんか調子がおかしい」と、大変なことになってしまっている…
これをされる方がとても多いのです。

なぜか?

私達は小さい頃から

✓頑張って
✓一人でできるようにならなきゃいけないわね
✓ちゃんとやるのよ
✓周りに迷惑かけないようにね

は、ずーと言われているので、わりと得意です。なので、無理に無理を重ねて行くこともおちゃのこさいさいなのです。



自分の今の状態を俯瞰することは多分、あまり教わってきていないのでクセがついていません。方法も知りません。
自分をまず知らなければいけない、ということすら習っていません。なので、やれないのです。

また、頑張ることが当たり前だと育ってきて、大人になり傷ついた時いろんなところで

頑張らなくていいのですよ
完璧主義が疲れませんか?
自分を大事に

と、真逆のことを言われてもすぐにはできません。それはそうですよね、それが当たり前だと生活しているんですもの。
いきなり自分をみて、自分を大事にね、と言われても…困惑してしまうのです。
また、
それができないことが悪いことだと思い、まだ、大丈夫、やらなきゃいけないからとどんどん繰り返すという悪循環も生れます。

自分を見るって何よ?

私は先日子供の頃一番近くにいた伯母が亡くなり、あまりに普通にしている私を見て、だったと思うのですが
夫に「大丈夫?」と聞かれました。

幼い頃は2軒隣の家に住み、中学三年生まで、部活のない日に伯母の家に行き、夏休みは何日も泊り、
従妹と遊んでいたので、私には母が二人いるような、そんな、どの親戚より身近にいた伯母でした。
しかし10年ほど会っていませんでしたし、しばらく交流もなかったので、そんなにダメージはないつもりでした。

「うん、大丈夫だよ」と、言いながら、お昼ごはんの準備をいつも通りにして、色々話しながらいただき…
その後、猛烈に仕事をしていましたが、伯母のことが頭から離れず、ふっと、
自分がわざと平気な態度で、いつも通りの空気を変えず、仕事に没頭しようとしている気がしてきました。

あれ?なんか無理があるなぁ…私、普通じゃないなぁ…もしかして私、平気じゃないのかな?
と思い、冷静に自分を分析してみようと思い…私もしかしたらものすごく悲しいんじゃ?と、気づいたら、
昔からの色んな事が次から次へと思い出てきて、ここ最近では見たことないくらい気持ちと涙が止まらなくなりまして。
私、本当はめちゃくちゃ悲しかったんだ、と、気づいて寄り添ったことでやっと落ち着き、文字通り本当に大丈夫になりました。

例えばこんなことです。
どうでしょう?この私の結構明白なビフォーアフター、わかりやすくなかったですか?(笑)
自分を見る、こういうことです。

しかしさらに…

こんな思い込みも邪魔をします。

ちゃんとできていないとダメなことなんだと思って育ってしまい、まだ大丈夫、もう少し頑張れると
言い聞かせて無理を継続したり、そうしてやっていかなきゃいけない、と、思っていらっしゃる方も多く、
本当は壊れそうで、誰かに助けてほしいと思っているのに、
その自分を見ることも、自覚することもなく、受け入れてあげることもできず、
また、ダメな自分を外に出すことに罪悪感がある方も多いため、周りに「助けて」と、声を出すことが苦手なんです。

バレリーナは特にですよね。
弱音は出せない。無理とわかっていてもやらなきゃ負ける。など…そういったものも足枷になります。

なので、まずは…

あれ?私、苦しいかも…もしそう思った時、気づいた時は、一度自分の呼吸や、体に力が入っていないか、
また、表情が強ばっていないかなどを鏡で見て「本当は私、どうしたい?」と、どっしりと座り、両手を胸にあて、
\自分自身にゆっくり聞いてみてください。/

先述したとおり、
自分を見る

これをすることが現代の私たちの日常にはありません。
子供の頃から、その日の勉強は復習すること!の延長で、反省するのは得意なんですけどね。

お国柄なのか?気質なのか?
自分を毎日一日頑張りすぎた自分を褒めまくって眠るのよ!なんては育ってきていないので、難しいのです。

ほんの数秒でいいので、最初はまず、自分を見る、自覚するをしてみてください。
やってみても初めはこれすらできないと思いますので、まずはそこからです。

トイレやお風呂は視覚に影響があるものが少ないので集中しやすくオススメです。
もしくは眠る前「今日の私どうだったかな?」もいいですよ。

自覚しなければ始まらない

自分は今、苦しいんだ、悲しいんだ

自分の本心を自覚して受け入れてあげるだけでかなり落ち着きます。
自覚したらこれに自分が寄り添ってあげてください。誰かに手を伸ばしていいのです。すぐに誰かを頼っていいのです。

普段は多分、ほとんどの方がこれをしません。ギリギリまで頑張っています。
自分を見てあげることもないまま忙しく日常をこなし、無理を重ね続ける…
更に良くないことに、一人で思い込むとだいたい、ほとんどネガティブな思考にそしてどんどん出口がなくなりますので、
ぜひ内側…ではなく、外へ。声(本心)を外に出してあげてください。

あなたなら、どうですか?大切な人の声なら、喜んで寄り添いませんか?きっとあなたを想ってくれる人たちは…同じです♡

あなたは今、どんな状態ですか?
皆様どうぞ、頑張らない自分の本音を見て、普段から早目に誰かを頼ってくださいね。

当協会のレッスンは…

ケアバレエヨガはバレエメソッドで身体を作っていくのですが、ヨガとバレエの二本軸に作られており、
心身のケアができるように構成されております。

オンライン、対面でのレッスンでは、毎回これを実践していきます。
最初は、ご自分の様子を伝える…ところから始めるのですが、だいたいはじめていらっしゃった方は
「え?自分の様子って何?べつになにも…元気です!」とお答えくださるのですが…

皆様回を重ねるごとに自分を観察することに本当に慣れてくるんです。
元気ですっておっしゃる方は、元気な時だけ、になってきます。

なので、今日はどうしても心が家から出たくないと言っています。こんな時ほど行ったほうがいいっていうのはわかっています。
でもどうしても動く気になれないの…だから今日はお休みします。とか…
あるんですよ。

自分の心の声をしっかりと見て、受け止めて、自分を最優先してくださるようになるんです。
そして、それをしっかりと伝えてくださるんです。
自分を大切にすることが自然とできるように変化されていることが、本当に嬉しいです。

バレエヨガインストラクター養成講座では…

ケアバレエヨガインストラクター養成講座でも、4ヶ月の間ひたすら実践を繰り返していきます。
自分を見て、知り、受け入れ、声を外に出す、慈愛を自分に向けるという練習を何度もやっていきます。
やっぱり最初は、え?ってなっていらっしゃるんです。でも、慣れてくるんですね。本当に。

みんな脳が学習していないだけなんです。

自分を内観し、気付き、自覚し、受容する。
そして一人でできることをあえて他の力を借りる練習をしていきます。助けてもらう練習をしていきます。

自分を大切に優しくできることがケアバレエヨガインストラクターの基本

これが本当に難しいのですが、自分で経験したこと、できなかったことができるようになること。
こうして、始めて人に伝えられる、優しくなれる、だれかをケアできる講師になっていきます。
当協会はそんな講師育成しています。

第一志望の仕事に就こう!

第一志望はバレエの仕事!


学んだら、すぐに活躍できる!卒業生がどんどん活躍していくバレエの資格!

\大好きなバレエを天職に/

アロームリリーケアバレエヨガ®インストラクター養成講座オンライン4ヶ月コース

●一期・二期・三期、全期満席開講
●4期2023年開講予定

SHAREシェアする

ブログ一覧

HOME> 講師紹介&ブログ >あなたはこれ、できますか?